まず結論:最適なモニター高さは「上端=目の高さ」「視線は少し下」
結論から言うと、迷ったらモニターの上端が目の高さあたりに来るように合わせるのがいちばん安全です。
そして、見ている時間が長いのは画面の中心〜やや下なので、視線がほんの少し下向きになると首と目がラクになりやすいです。
ここがズレると、上目づかいで首が詰まったり、逆に見下げすぎて猫背が進んだりします。
「上端=目線」を起点に、あなたの姿勢に合わせて数センチだけ微調整していきましょう。
迷ったらこの“基準”に合わせればOK
まずは“いったん正解っぽい場所”に置くことが大切です。
理由は、基準がないと調整が迷子になって、毎回ちがう姿勢になりやすいからです。
次の手順で、サクッと合わせてみてください。
- 椅子に深く座って、背中を軽く背もたれにあずけます。
- 目線をまっすぐ前に向けます。
- モニターの上端が“目の高さ付近”になるように高さを調整します。
- 画面中心を見るときに、視線が少しだけ下がるか確認します。
この状態で「首が伸びる感じ」「あごを突き出す感じ」がなければ、かなり良いスタート地点です。
高すぎ・低すぎのサイン(首・肩・目の疲れ)
体は正直なので、合っていないと分かりやすくサインが出ます。
次の表で、あなたの“今”をチェックしてみてください。
| 症状 | ありがちな原因 | まずやる調整 |
|---|---|---|
| 首の付け根がつらい | モニターが高くて見上げ気味 | モニターを少し下げる |
| 肩がガチガチ | 椅子が低くて腕が持ち上がる/距離が遠い | 椅子を上げる→肘の角度を整える |
| 目がしょぼしょぼ | 画面が高い/明るすぎ/映り込み | 高さ微調整+角度(チルト)+明るさ確認 |
| 腰がつらい | 前のめりで固定されている | 距離を少し近づけて背もたれを使う |
つらさが強い・長く続く場合は無理せず休憩し、必要なら専門家に相談してください。
1分でできるセルフチェック(座って見るだけ)
「ちゃんと合ってる?」を超かんたんに確認する方法があります。
いつもの姿勢で座って、手をゆるく膝に置きます。
そのまま画面中心を見たときに、首が前に出ていないか、あごを上げていないかをチェックします。
もしどちらかが起きていたら、モニター位置が合っていない可能性が高いです。
高さを1〜2cm変えるだけでも体感が変わるので、小さく動かして当たりを探しましょう。

椅子→机→モニターの順で合わせると失敗しない
モニターだけ動かしても、なぜかしっくり来ないことがあります。
その理由は、土台の「椅子」と「机」が合っていないと、上だけ合わせても体が無理をするからです。
ゲームのセッティングは、椅子→机→モニターの順で整えると失敗しにくいです。
ひじ90度+足裏ベタ置きが基本
まずは椅子の高さを、腕がラクに置ける位置に寄せます。
目安は、マウスやキーボードに手を置いたときにひじがだいたい90度になることです。
同時に、足裏が床にちゃんと付くと下半身が安定しやすいです。
ここが決まると、肩が上がりにくくなって上半身が落ち着きます。
机が高い/低いときの対処(昇降がない場合)
机が固定だと、理想の高さにぴったり合わせられないこともあります。
そんなときは「体を机に合わせる」より「道具で差を埋める」がおすすめです。
| 困りごと | 起きやすいこと | 対処 |
|---|---|---|
| 机が高い | 肩が上がって疲れやすい | 椅子を少し上げて、足はフットレストで補助 |
| 机が低い | 前かがみ・猫背になりやすい | 座面を少し下げる+モニター台で画面を上げる |
ポイントは、腕と肩がラクな状態を先に作ってから、モニターで視線を合わせることです。
フットレスト・クッションで“体側”を先に整える
高さ調整で見落としがちなのが、足の置き場です。
椅子を上げたのに足が宙に浮くと、骨盤が不安定になって姿勢が崩れやすいです。
そんなときはフットレストや、厚めの本を台にするだけでもOKです。
さらに、座面が硬い・前にずれる人は薄いクッションで安定しやすくなります。
“体を安定させる”と、視線もエイムも落ち着きます。
距離と角度で「見やすさ」と「反応」を仕上げる
高さが決まったら、次は距離と角度です。
ここを詰めると、視線移動が減って疲れにくさが上がり、結果的に反応も安定しやすくなります。
距離の目安:近すぎると目が忙しい
近いほど迫力は出ますが、視野の端まで見ようとして目が忙しくなりがちです。
逆に遠すぎると細かい情報を拾いにくくなります。
まずは「腕を伸ばして、指先より少し先」くらいを目安に置いてみてください。
そこから、ミニマップやUIが見づらいなら少し近く、目が疲れるなら少し遠くにします。
| 目的 | おすすめの寄せ方 | 注意点 |
|---|---|---|
| エイムのキレ重視(対戦FPS) | 少し近めで視線移動を小さく | 近すぎると目が疲れやすい |
| 状況把握重視(乱戦/チーム戦) | 少し遠めで画面全体を見やすく | 敵の小さい動きは見逃し注意 |
| 作業兼用(文字も読む) | 標準〜やや遠めでラクに | 文字サイズ・拡大率もセットで調整 |
角度(チルト)と映り込み対策
高さと距離が合っていても、角度が合わないと目が疲れます。
基本は、画面をほんの少しだけ手前に倒して、視線が画面に“ストン”と落ちる状態を作ります。
映り込みがあると無意識に前のめりになりやすいので、照明や窓の位置も一緒に見直しましょう。
角度調整は大きく動かすより、数度ずつがコツです。
FPS/対戦・協力・作業兼用での考え方
ゲームのタイプで「どこを見る時間が長いか」が変わります。
対戦FPSは中心視野で追う時間が長いので、中心が見やすい高さと距離が大事です。
協力ゲームやMMOはUIや周辺情報を見ることも多いので、少し引いて全体を楽に見るのもアリです。
作業兼用なら、文字を読む負担を下げるために、拡大率やフォントも調整すると一気にラクになります。
姿勢のクセ別:あなたに合わせる微調整メニュー
ここまでで「一般的に合いやすい形」は作れました。
最後は、あなたの癖に合わせて“合う形”に寄せます。
猫背・巻き肩さんは“今の姿勢基準”でOK
「猫背を直してから合わせよう」と思うほど、調整が進まなくなりがちです。
もちろん改善できたら素敵ですが、まずは今の姿勢でラクに見える位置に合わせて大丈夫です。
ただし、見下げすぎるとさらに丸まりやすいので、上端=目線の基準は残したままにします。
「首が前に出る」動きが減るだけでも、かなり体がラクになります。
目が乾く・眼鏡ユーザーの調整ポイント
目が乾きやすい人は、上目づかいになっていないかが大切です。
見上げる姿勢だと目が開きやすく、乾きやすく感じることがあります。
その場合はモニターをほんの少し下げて、視線が少し下向きになるようにします。
眼鏡の方はレンズの上部で見る姿勢になると首が反りやすいので、自然に見える角度に寄せましょう。
デュアル/ウルトラワイドの高さの決め方
画面が大きいほど、高さと角度の影響が大きくなります。
デュアルは、メインの中心が見やすい高さを優先して、サブは少し内側に振って首の回転を減らします。
ウルトラワイドは、画面端を見る回数が増えるので、距離を少しだけ取ると目がラクになりやすいです。
どちらも「顔ごと動かす」のではなく「目線移動で足りる」範囲を増やすのがコツです。

便利アイテムで「最適」を固定する(お金のかけどころ)
せっかく見つけた最適位置は、できれば毎日同じにしたいですよね。
そこで役に立つのが、位置を固定しやすいアイテムたちです。
大きくお金をかけなくても、体感が変わることがあります。
モニターアームが刺さる人・刺さらない人
モニターアームの強みは、高さ・距離・角度を細かく動かせるところです。
「あと2cm近づけたい」「少しだけ下げたい」が毎回できるのは大きいです。
一方で、机が薄い・設置が不安・頻繁に動かさない人は、スタンドでも十分な場合があります。
あなたが“微調整を楽しめるタイプ”なら、アームはかなり相性がいいです。
モニタースタンド/台でサクッと高さ調整
いちばん手軽なのはモニター台です。
机が低めで画面が下がりがちな人は、台で上げるだけで首がラクになることがあります。
台の下にキーボードを収納できるタイプだと、デスクがすっきりして姿勢も崩れにくいです。
ケーブル整理で姿勢が崩れにくくなる
意外ですが、配線がごちゃごちゃだと、机の上の置き方が制限されます。
結果としてモニターが置きたい場所に置けず、無理な姿勢になりやすいです。
ケーブルをまとめるだけで、距離と角度の自由度が上がります。
“最適位置を作る余白”を増やすイメージです。
1週間で仕上げる:疲れにくいセッティング調整ルーティン
最後に、調整を成功させるコツをまとめます。
一発で完璧を狙うより、1週間で仕上げるほうが失敗しにくいです。
初日:基準に合わせて“動かさない”
初日は、この記事の基準でセットして、その日はなるべく触らないでください。
理由は、触りすぎると「何が原因でラク/つらい」が分からなくなるからです。
まずは一日だけ、同じ配置でプレイして体の反応を見ます。
3日目:疲れの出方をメモして原因特定
3日くらい使うと、疲れ方のクセが見えてきます。
首がつらいなら高さ、目がつらいなら角度と明るさ、肩なら椅子と机の可能性が高いです。
おすすめは、次の3つだけメモすることです。
- どこが疲れたか(首・肩・目・腰)
- 何分くらいで出たか
- その日のプレイ内容(集中系/だらだら系)
これだけで、調整の方向がブレにくくなります。
7日目:微調整は「高さ→距離→角度」の順
微調整の順番を守ると、迷いにくいです。
まず高さを1〜2cm動かして、次に距離を数cm、最後に角度を少しだけ触ります。
一度に全部変えないのがコツです。
あなたの“ラクで強い”ポジションは、必ず見つかります。
まとめ
モニターの高さは、プレイの快適さと安定感に直結します。
難しく考えすぎず、まずは「上端=目の高さ」「視線は少し下」を基準にするのが近道です。
そこから椅子と机を整え、距離と角度で仕上げると、首・肩・目がラクになりやすく、集中も続きやすくなります。
この記事のポイントをまとめます。
- 迷ったらモニター上端を目の高さに合わせる。
- 画面中心を見るとき視線が少し下になるのが目安。
- 見上げ気味は首に負担が出やすい。
- 見下げすぎは猫背を誘発しやすい。
- 調整は椅子→机→モニターの順が失敗しにくい。
- ひじ90度と足裏の安定が土台になる。
- 距離は「近すぎて目が忙しい」を避ける。
- 角度(チルト)と映り込み対策で目がラクになる。
- 猫背は“今の姿勢基準”で合わせてOK。
- 微調整は高さ→距離→角度の順で少しずつ。
ゲーム環境は、ほんの数センチの差で体のラクさが変わります。
今日いきなり完璧を目指さなくて大丈夫です。
まずは基準に合わせて1日プレイし、疲れの出方を見ながら少しずつ寄せていきましょう。
「なんか最近しんどいかも」を減らせると、ゲームがもっと好きになります。
あなたにぴったりの“強くてラク”なポジション、ぜひ見つけてくださいね。

